ウルトラ怪獣"ダダ"の由来

ギャラリーでもご紹介したウルトラ怪獣"ダダ"、数多く存在するウルトラ怪獣の中でもひと際存在感を放つ「三面怪人(または三面怪獣)ダダ」。これほど芸術性の色濃いウルトラ怪獣は居ないのではないでしょうか。
デザインは「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の美術監督、成田 亨(なりた とおる)氏によるものです。彫刻家の成田 亨氏は、コスモス(秩序)の象徴ウルトラマンに対し、怪獣はカオス(混沌)の象徴という理念でデザインしたそうで、このウルトラ怪獣"ダダ"をとっても、その芸術性の高さが見て取れます。
"ダダ"という名前は、芸術思想「ダダイスム(Dadaïsme)」から由来し、ダダイスムとは、既成の秩序や常識に対する、否定、攻撃、破壊といった思想を大きな特徴とします。
●ダダイスムの巨匠「マルセル・デュシャン」の作品
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f6/Duchamp_Fountaine.jpg
(観ようによってはダダに見えなくもない...?)
名前だけでなく、全身のゼブラも「オプ・アート(op art)」を彷彿させます。オプ・アートとは、幾何学模様の構成によって特殊な視覚的な効果を与える60年代の視覚芸術で、皆さんもご存知の"ウールマーク"もオプ・アートの1つと言えるでしょう。個人的には、エヴァンゲリオンに登場する第12使徒レリエルを思い浮かべてしまいます。
●「新世紀エヴァンゲリオン」第拾弐使徒レリエル
http://img.evastore.jp/goods_images/1151/00_l.jpg
誕生から40年以上経つ「ウルトラマンシリーズ」が色褪せず多くのファンを魅了し続けるのは、成田 亨氏をはじめとする制作者の高い芸術性へのこだわりと情熱と言えるでしょう。この素晴らしい「ウルトラマンシリーズ」に影響を受けた作品は数多くあります。その辺も今後当ウェブログにて投稿していきたいと思います。
©1966円谷プロ














